陸王 ミッドフット着地走法は実在するのか?
このドラマで竹内涼真さん演じるマラソン選手の茂木裕人がひざを故障してフォーム改良を取り組む中で出てきました、聞きなれない言葉である「ミッドフット着地走法」。
これって、本当に実在する走法なのか?
そこで今回は、原作での解説なども交えてご紹介していきたいと思います。
このページ内容...
陸王に登場した着地方法を確認しておきましょ!

陸王では主人公宮沢紘一が代々継ぐ老舗足袋屋の経営を立て直そうとマラソンシューズを作ろうとしております。ですがまったくシューズ作りについて知らない宮沢です。
新規事業をサポートしてくれていた坂本のつてで、スポーツショップを経営している有村の手を借りることになります。有村がシューズを作る上で大切な、着地方法について教えてくれることに!
そこに登場した着地方法が「ミッドフット着地」と「ヒール着地」という着地方法となります。
ソールの分厚いシューズ故の着地方法『ヒール着地』
まず人が一般的に走っている走法と言うのがヒール着地となる。一般的にヒールストライクとも呼ばれているようです。
シューズの発達によりソールの部分と主にかかとに力が入る走法。一般的なランナーはヒール走法で走っております。
作中の有村の語りでは、この走り方は人本来の走り方ではないと語っております。ですが悪いことばかりでなく、地面反力を利用して前に出ることができるます。
その地面から伝わる衝撃を受け止めるための筋力が必要で、衝撃が伝わりやすいことから怪我をしやすい走り方であると言っているみたいですよ!
人本来の着地方法『ミッドフット着地』
一方で主人公たちが目指しているシューズは、ミッドフット着地と言う走法を目指したシューズとなります。
ミッドフット着地は着地方法が異なる。着地の時に足裏全体で衝撃を受け止める走り方となります。
現在販売されている底の厚いシューズでは走り辛い走法であると言えるのです。
ですが足の裏全体で着地することができるので、地面からの衝撃を足裏全体で受け止めることが可能。それゆえに怪我やエネルギーロスが少なくなり長時間のランニングが可能となる。
作中ではアウストラロピテクスが他の種族と違ってなぜ生き残ったのか、と言う理由をミッドフット着地が理由であると言っておりますね。
靴のなかった原始時代ではミッドフット着地が彼らにとって自然な走り方だったとのこと。
ミッドフット着地をすることで他の種族よりも長い距離を走ることができた。それゆえに獲物を捕まえることができ、食料を得ることができたと考えられるのだと思われます!
どちらの走り方が人にはいいのでしょうか?

作中ではミッドフット着地の方がけがをしにくいとしてヒールフット着地から切り替えようとしております。ではヒール着地そのものがいけない走り方なのか。
それは普段からランナーによって議論されております。矯正用シューズを履いても個人の走り方のスタイルは偏るものであるという意見もございます。どちらにしろ体に筋力をつけ、地面から帰ってくる衝撃を受け止めることが大切であると言えごということですね!
マラソンを走る上でヒール着地はスピードの出る走り方であると言えるのです。
ですがより怪我をしないためには、足全体でミッドフット着地を意識してみると効果的であると言えると思われます。
原作でミッドフット走法のネタバレとは

原作小説で最初に「ミッドフット走法」の言葉が出て来たのは宮沢が銀行員の坂本に紹介してもらったスポーツショップの有村さんを訪ねた時に出てきたのです。
有村は従来のランニングシューズが間違った走法に導いてしまうという可能性を示唆します。
「(走法による)故障が多く報告される一方で、近年、走法についての解析が進んできて、有名選手たちがどんなふうに走っているかが研究されてきた。
するとおもしろいことが分かったのです!
たとえばケニアの選手は足の中央付近で着地しています。オリンピックに出た日本の一流アスリートたちも同じ。
ミッドフット着地、あるいはもっと足の先で着地するフォアフット着地の選手もいます。つまり、こうした一流選手は故障を招きやすいヒール着地では走っていないのです。
では、なぜ、フォアフット、ミッドフット着地という走り方が、より早く走れ、そして故障も少ないのでしょうか。それは人間の本来の走り方なんです。」
その人間本来の走り方に合ったシューズを足袋型なら実現できるのではと思い、宮沢は足袋型シューズ「陸王」の開発を企画!
そして苦労の結果完成した「陸王」のサンプル商品を有名選手で故障で苦しんているドラマでは竹内涼真さん演じる茂木裕人にぜひ履いて欲しいと、手紙を添えて送るのです。
その手紙の内容の一部をご紹介しますね!
茂木裕人様
はじめまして。行田市で足袋を製造しています、こはぜ屋と申します。
私どもこはぜ屋は
~省略~
このたび、ランニングシューズ「陸王」を企画、開発しました。
地面を摑む独特の感覚と機能性を備え、従来のランニングシューズにはない履き心地は人間本来の走り方であるミッドフット着地を実現することができます。
怪我をしない走法こそ、勝利への最短距離です。
もちろん、最初はどこの会社かわからない足袋屋の手紙など相手にしない茂木でしたが、この手紙の「人間本来の走り方であるミッドフット着地」という言葉が気にかかり…というストーリーとなります。
今後、ミッドフット走法を実現できる足袋型シューズ「陸王」が見事製作されるのでしょうか?茂木選手が陸王によって復活できるのか注目となっております!
マラソン足袋でミッドフット着地は可能?

そもそもマラソン時の足の着地の仕方は、マラソンのフォームによって決まっております。
理想はかかと側ではなく、つま先側の着地であるフォアフットと呼ばれる着地が理想だとも言われているのですが、元々かかと着地になってしまうランニングフォームの人がフォアフットを意識して走ると無理がきて怪我をするおそれもございます。
特にマラソンのような長い距離を走る場合、
無意識にフォアフットになるように練習をしないとまずうまくいかないとごわれます。
本題のマラソン足袋でミッドフット着地に矯正できるのでしょうか?
という疑問なのですが、元々ソールの厚いシューズを履いており、シューズの構造上かかと着地になってしまう人であれば、ソールが薄いマラソン足袋は、ミッドフット着地をしやすいシューズになると思われます。
あとはミッドフットが無意識にできるように、
マラソン足袋で矯正していけば良いと思われますよ!
結論として、マラソン足袋がミッドフットにするのではなく、ミッドフットにしやすくするシューズである、ということになるのです!
陸王のミッドフット着地走法はツイッターも反響とは

・今日覚えた言葉「ミッドフット着地走法」
・なるほどこの茂木がミッドフット着地走法に切り替えてそれに対応した陸王シューズを履いて銀行からの融資が受けられず資金繰りに困ったりアトランティスからの嫌がらせに遭ったりしながらも不死鳥のように復活して息子も父さんすげえ!ってなるのねわかりました
・明日からミッドフット着地走法しよ。
・ミッドフット着地走法、人類本来の走りかあ。 #陸王
視聴者の方には普段からマラソンをしている人も多く、興味深々のようです。
陸上をしている方は特に気になる情報ではないかなと思います。ぜひ、試してみてくださいね!
陸王 ミッドフット着地走法は実在するのか?についてでした。
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