陸王 モデルはオニツカタイガーなのか?
現在話題の日曜ドラマ「陸王」。
足袋を作っている工場で、ランニングシューズを開発し、作りあげ、販売するという内容のドラマです。その工場で足袋をぬっている女性たちの平均年齢は高く、人間国宝級の腕を持つおばあちゃんもいます。
そんな昔ながらの足袋工場でランニングシューズを作るなんて困難だ!というスタートから、最後はサクセスストーリーへと発展するのでしょうか。
最終回まで見逃せないドラマです。
そんなドラマ「陸王」のランニングシューズのモデルとなっている会社が「オニツカタイガー」ではないかと話題になっています。
今回はその真相を調べて書いていきたいと思います。更に、注目のドラマ「陸王」の第2話のあらすじ・感想もお伝えいたいと思います。
まだ、「陸王」2話を観ていない方は、ネタバレもありますので、ご注意くださいね。
このページ内容...
陸王 「陸王」に出てくるアトランティス社について

ドラマ「陸王」に出てくるシューズ大手の会社「アトランティス社」は、モデルがアシックスと話題になっています。
原作から「陸王」に出てくるアトランティス社について、情報を調べてみました。
アトランティス社は、アメリカに本社を置くスポーツ用品メーカー。
昔は中小企業という位置づけでしたが、どんどん規模が大きくなり、今では世界でも有数のスポーツメーカーとなっていきました。その戦略としては、宣伝として有力選手に自社のシューズを提供していき、知名度を上げるというものです。
企業が大きくなり、シューズの開発は業績をあげるためだけになってしまい、シューズも工業製品になっていきました。
技術的には進展もないまま、売り上げ重視に陥ってしまい、ニューモデルばかりを出して、目先の利益だけを追いかけるかたちになっていきました。
アトランシス社は、宣伝のために、若い有力選手とサポート契約を結んでいます。
最初は、若手選手に優しい言葉をかけ、サポート契約を結びます。しかし、その選手がケガをしたり、成績が落ちていくと、アッサリ切り捨ててしまうというやり方。目先の利益を追求することしかできなくなってしまったのです。
会社のやり方とは真逆の、選手一番主義をとっていたシューフィッター・村野尊彦をクビにするという最悪な会社。
シューフィッターの村野が手掛けていた茂木裕人選手についても同じように、アトランシス社は切り捨てました。でも、茂木選手がケガから復帰した途端、手のひらを返し、サポーター契約を再開しようとするのです。
原作の小説「陸王」では、そのアトランシス社をクビになった村野が、「こはぜ屋」に入り、茂木選手をサポートするという流れになります。
そして、敵となったアトランティス社の小原賢治は、「こはぜ屋」の邪魔をするのです。
池井戸さんならではの、ライバル同士の闘いがここから始まります。
しかし、神は「こはぜ屋」を見捨てませんでした。
選手からたくさんの信頼を得ていたカリスマシューフィッターの村野が「こはぜ屋」にいると聞いた選手たち。
今までアトランティス社と契約していた選手も、契約を解除して「こはぜ屋」のサポートを受けたいと言い出しました。
という、原作での話の流れでした。
ドラマでは、どのようにこの感動のシーンを描くのでしょうか。
楽しみです。
陸王 オニツカタイガーやアシックスについて

ドラマ「陸王」で大手スポーツメーカー・アトランティス社のモデルとなっている会社がアシックスだと話題です。
よく耳にするアシックス社。どんな会社なのでしょうか。
アシックスの創業者は、鬼塚喜八郎。
鬼塚は、非行に走る少年を観て、彼らを更生する方法を見つけたいと考えていました。当時、兵庫県教育委員会の保健体育科長の堀浩平に相談をした鬼塚。
更生させる近道として、「スポーツをさせること」をあげたのです。
このことがきっかけで、昭和23年スポーツメーカー会社「鬼塚商会」を立ち上げました。
最初は、バスケットシューズの製造販売からでした。無名の頃は全然売れませんでしたが、この「オニツカタイガー」を履いた神戸高校の活躍がきっかけで、どんどん売れていくのでした。
その次に、マラソン選手のランニングシューズの製造販売です。
マラソン選手が履くシューズがまだ未完成だと悟った鬼塚。
ランニングシューズの問題点が「熱」だと分かり、その問題を改善し、ランニングシューズを作ったのです。話題はすぐに広がり一気にランニングシューズの売り上げは伸びました。
しかし、「オニツカタイガー」の好景気は、長くは続かなかったのです。
オニツカタイガーが消滅し、他社との経営統合を行い、「アシックス」に改名します。
オニツカタイガーの親会社は「アシックス」というわけですね。
オニツカタイガーは、消滅から25年を経た2002年に復活をはたしています。
スポーツファッションブランドとして、人気があるメーカーとなっています。
ここまで調べてみて、「陸王」のモデルがオニツカタイガーということは、特にありませんでした。
アトランシス社のモデルが「アシックス」で、そのアシックスにたどりつくまでに、オニツカタイガーの設立というとこまで遡ったという感じです。
ドラマ「陸王」のモデルは他に候補があるの?

「陸王」のモデルが「オニツカタイガー」?ということで調べてみると、他に候補としてあがっているランニングシューズがあることが分かってきました。
埼玉県行田氏にある老舗足袋メーカーが作った、ランニングシューズです。
その名も・・・「MUTEKI(無敵)」です。
オニツカタイガーより、この「MUTEKI」のほうが陸王に似てます。
原作者の池井戸さんが、取材をしたということも分かりました。
ということは、小説の内容はフィクションだそうですが、足袋屋がランニングシューズを製作するという点では、参考にしたことは間違いなさそうですね。
ドラマ「陸王」2話あらすじ

ドラマ「陸王」2話のあらすじをご紹介します。
「こはぜ屋」を潰さないために、取引銀行の提案する「リストラ」を、きっぱ断った宮沢(役所広司)。ランニングシューズ「陸王」の開発を続ける決意も決めました。
「陸王」を製作する中で、一番大切なソールの部分について。
ランニングシューズのソール部分に、ぜひシルクレイを使いたいと、特許を持つ飯山(寺尾聰)の家にしつこく訪ねる宮沢。
しかし、飯山は「大手外資系企業がシルクレイの特許を破格で買い取ってくれることになっているので、協力できない」と宮沢を追い払います。
しかし、その大手外資系企業の担当者から、「話し合い結果、会社を一度倒産させてしまった方は、信用できないという結果になった」と報告を受けるのでした。
2話の最後のシーンでは、飯山が宮沢にシルクレイを「陸王」に使ってもらうという話で、とても感動的でした。
ドラマ「陸王」2話の感想

宮沢(役所広司)のねばり勝ちって感じの2話でしたね。
飯山(寺尾聰)も「陸王」の開発に携わることになり、明るい未来が見えてきました。
ドラマ「陸王」2話を観ていて、宮沢の息子(山﨑賢人)は、父親に自分を必要としてほしいんじゃないかな・・と思いました。
いつも父親のピンチから脱出する場面を、息子は見てますよね。その息子も素直じゃないから、必死に就職活動とかしちゃうし・・・。
「誰にも必要とされないって結構きついよ」と、父親に言うシーン。
まさしく「おやじ、僕を必要としてくれ」って言っていますよね。
早く気づいて、お父さん!!
ランニングシューズ「陸王」の出来上がりがとても楽しみです。
さいごに・・・

ドラマ「陸王」、竹内涼真さんや山﨑賢人さんが出演しているのに、イケメンだけに頼らず、内容や主人公の役所広司さん・阿川さんたちベテラン陣の演技が本当に素晴らしいです。
イケメンが出演しているのに、そこには特に目は行かず、宮沢(役所広司さん)がどんな交渉をするのか・・とか、工場のおばちゃんたちの表情とか・・・そういうシーンが気になるドラマです。
2話では、竹内涼真さんの大粒の涙に、キュンときましたけどね。
一生懸命に頑張っている男の涙は、心にぐっときますね。
今回は、その竹内涼真さん演じるケガで大会に出られない「茂木選手」のサポートをしないと言ったアトランティス社のモデルがアシックスということが分かりました。また、そのアシックスがオニツカタイガーの親会社ということも判明。
「陸王 モデルはオニツカタイガーなのか?」についてでした。
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